世の中には様々な仕事がある中で、最近注目されているのは終活カウンセラーと呼ばれるものです。この仕事は、資格を取得する必要があり民間の資格を取得すればなることができます。ただ、あまり広く知られていないため一体どのようにしたら資格を取得することができるのか、そして就職先にはどのようなところがあるのか気になる人も多いでしょう。それに加えて、年収がどれぐらいなのかも知っておきたいところです。そこで今回は、終活カウンセラーの実態について見ていきます。

資格を取得するときの基礎知識

終活カウンセラーと呼ばれるようになるためには、その資格を取得することが必要です。まずこの資格に関しては、国家資格ではないため難易度がそこまで高いわけではありません。まず独学で学習することができるかが問題になるものの、独学で学習する事は決して難しくはないです。ただ、カウンセラーになるための資格にもいくつかランクを分けがされており、一番上のランクはできるだけ人から教わった方が良いかもしれません。

初級に関しては、それほど難しくなく多くの人が合格します。98%ほどの人が合格しているため、よほどのことがない限り試験で落ちる事はありません。学校のクラスで言えば、40人の生徒がいて全員が資格取得の試験を受けた場合39人が合格して1人しか落ちないのと同じ位です。そのように考えれば、ほとんどの人が受かる事はイメージしやすいでしょう。これに対して、上級編になると合格率はもう少し下がりますがそれでも半分以上の人は合格しています。

就職をすることができるのか

終活カウンセラーになるために勉強して資格を取得した場合、果たしてそれが役に立つか問題になります。この場合の役に立つとは、お金を稼ぐことを意味しています。せっかく時間とお金をかけて資格を取得したのに、働くところがなければ資格を取得した意味がなくなってしまうでしょう。まず、就職先に関して見ていくと基本的にそのような資格を取得している人を募集している会社はいくつもあります。

一般的にカウンセラーを募集しているのは、葬儀会社です。葬儀会社は、すでに亡くなった人の葬儀を行うだけでなくなくなる前に相談を受けるケースもあります。この時に亡くなった後の事に関して色々と聞かれることもあるわけです。もし終活カウンセラーが葬儀会社に1人でも在籍していれば、より専門的なことを説明することができます。それだけでなく、そこにカウンセラーが1人いれば信頼できる会社として位置づけられるでしょう。そのような意味からも、葬儀会社は採用してくれる可能性があります。

独立して働くことができるか

もし終活カウンセラーの近くを取得している場合、独立して働くことができるか気になるところです。結論から言えば、独立した働く事は問題なくできるでしょう。この場合には、自分でビジネスを立ち上げるためいきなり株式会社にしても良いですが最初は個人事業主として小さなところから始めた方が良いかもしれません。個人事業主として、成功させるためには多くの人に活動内容を知らせることが重要です。

例えば、SNSなどを利用して終活カウンセラーの活動を多くの人に宣伝することが必要です。わざわざSNSを利用する理由の1つは、料金がかからないからです。仮に潤沢な予算があれば、チラシなどを自分で作るか業者に制作をお願いしてそれを配布すれば宣伝になります。しかし、初期費用が非常に高くなってしまうためなるべく避けた方が良いです。ある程度人を集めることができれば、月収200,000円以上行くことも珍しくありません。その道の第一人者になれば、サラリーマン以上の年収を得ることも可能です。

年収はどれぐらいになるのか

終活カウンセラーとして働く場合でも、就職するならば年収は一体どれぐらいになるか気になるところです。就職する場合は、どのランクの資格を取得しているかによって変わってくるところでしょう。一般的には、初級コースならば難易度が高くないため、通常の葬儀会社の給料にプラスαした程度しかお金をもらうことができないものです。概ね手取りで200,000円から250,000円程度と考えておけば問題ありません。

上級コースの資格を取得した場合には、比較的給料を増やすことができます。通常の従業員よりも50,000円ぐらいは高くなることもあるでしょう。しかし、実際にはその会社がどこまで終活に力を入れているかによって変わってきます。例えば葬儀会社の場合には、あまりカウンセリングに力を入れていないところも多いです。そのような場合には、上級の資格を取得していたとしてもそこまで給料が高くなる事は考えにくいです。

まとめ

終活カウンセラーになるためには、民間の資格が必要になります。民間の資格の為、そこまで難しいものではなく例えば初級コースならび98%以上の受験生が合格しています。資格を無事に取得して就職する場合、葬儀会社などに雇われるケースが多くなります。自分で就職するのではなく、独立したい場合にはその道を目指して宣伝をした方が良いです。宣伝をする場合には平均的なサラリーマンよりも高い年収をもらうことも可能です。