臓器提供意思表示カードの作り方と注意点【ネットで簡単】

世の中には、不治の病などで臓器移植以外では助からないという数多くの人がいます。その様な人達に、死後に自分の臓器を譲るということを示すドナーカードというものがあります。このドナーカードとは臓器提供意思表示カードの略称です。これに登録を行うことにより、自分の死後に自分の臓器を譲るということの意思表示を行なうことができます。登録の方法は大変簡単で、最近ではインターネットを使って手軽に行うことができるようになりました。ここでは、そのやり方について簡単に説明を行ないます。

意思表示の行う幾つかの方法

自分の臓器提供の意向を表す最も基本的なものは、臓器提供意思表示カードであるドナーカードですが、それ以外にも提供の意向の表示を行なう方法があります。ドナーカード以外の方法を具体的にあげると、提供の意向の表示が行えるものには、健康保険証や運転免許証やマイナンバーカードがあります。最近では、インターネットのホームページでの登録で提供の意思の表示を行う事はができるように成りました。

具体的には、運転免許証では裏面に専用の欄がありますので、一度運転免許証を裏返してみてください。マイナンバーカードには、表面に記入を行なう欄があります。このように、様々な機会において、死後の自分において提供の意思の表示を表すことができますので、気軽な感じで申し込みをされてはいかがでしょうか。あなたの臓器がどなたかの命を救うことになりますので、大変大きな社会貢献として1度考えてみられる事をおすすめします。

実際の臓器提供意思の記入法について

これまで述べてきたように、自分の死後に臓器を譲る事を行うという意思の表示については色々な方法があります。それぞれ皆さんがやりやすい方法で臓器の提供の意思を示されたらいいでしょう。このように書くと臓器を譲る事を行うことをしなければならない、という風に考えられる方もおられるかもしれませんが、そうではありません臓器の意思表示カードには臓器を提供しませんという意識を失う案もあります。いずれにしても自分の意思をはっきり表すということが大切です。

その方法として、まず三つの項目に印をつける事によって表明を行なうようになっています。その項目を挙げると、脳死後及び心臓が停止した死後のいずれでも、心臓が停止した時点の譲る、提供したくないという表明です。最後の項目の選択をした人以外は、その次のステップに進むことになります。臓器移植を譲る事をしたくないという意思を示した人は、それ以上の選択は必要ありません。

提供したくない臓器の表示について

提供したくない臓器の表示について

先程述べた三つの項目の中で、脳死後すぐに譲る事を認めるとする人と心臓が止まった時点でこれを行うという意思表示をした人については、次のステップに進むことになります。2番めのステップでは、提供を行う部分の選択を行ないます。質問の仕方には、これを行いたくない部分をあげてくださいというような言い方がされます。可能なものについては、死後の経過状況によって可能なものとできなくなるものがありますので、その点に注意をする必要があります。

脳死の状況で可能な臓器には、心臓と肺と肝臓、腎臓と膵臓と小腸、眼球があります。この中から自分が譲りたくないと思うものに×印をつけるということになります。それよりも後の心臓停止の状況でも提供できるものは、腎臓と膵臓と眼球があります。先程と同様に、この中で提供したくない臓器があれば×印をつけるということになります。選択肢を見ると、脳死直後の状況での移植可能な臓器がやはり多いということが分かります。

臓器の提供先の選択について

最初の質問において、臓器を譲る事を行う意思があるという意思表示を行った方については、2番目のステップに引き続き、最後のステップでの選択を行ないます。最後のステップでの選択は、自分の臓器を譲る先の選択の意思表示を行います。記入欄としては特記欄というものになります。ここで記入する項目としては、親族優先提供ということです。優先的に譲るということを記入することにより、自分の臓器を自分の親類に優先的にという意志表示をすることになります。

ただ、どの様な場合でも親族であれば優先されるかというと、そういうわけではありません。親族が移植希望登録を行っているということ、医学的に考えて臓器の提供を行う事が好ましいと考えられるというような条件が付いています。その際には、戸籍上登録されていない事実婚の配偶者は入りません。それに対し、特別養子縁組をした養子や養父母には提供ができることになっています。

まとめ

ここではドナーカードと呼ばれる臓器提供意思表示カードに加え、様々な方法で自分の死後において自分の臓器を提供する意思表示を行なう方法と意思表示を行う際の記入方法についての説明を行ってきました。詳しく説明を行いましたので、記入が難しいのではないかという風に思われる方もおられるかもしれませんが、実際には項目に○や×を付けるというだけのことです。さらに、もし必要があるとするならば、親族優先という事の記入を行うだけです。極めて簡単ですのでぜひ記入をお勧めします。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です